日本精工株式会社（NSK）のグローバルキャンペーン「__ with Motion & Control」において、昨年に引き続き、Takram・Siroと共に企画・制作を担当しました。

今回のテーマは「Swinging with MOTION & CONTROL」。ベアリングの精密さと滑らかな動きを、振り子というシンプルな構造を通して表現しています。振り子は動力によって直接駆動されているわけではなく、ベアリングの内輪に保持されているだけ。そのベアリングの外輪を支えるヘッドの微細な傾きをコントロールすることで、振り子が自ら揺れ出すような受動的な運動が生み出されています。

さらに振り子の先端には開閉式のロボットハンドを搭載。振り子のリズムと連動しながら、リングを繊細に受け取り、滑らかに投げ渡すという一連の動作が可能になっています。

NSKの精密技術と、動きの美しさの融合を体感できるインスタレーションです。

Credit

Project Direction: Minoru Sakurai (Takram)

Creative Direction: Minoru Sakurai (Takram)

Prototyping, Design & Development: Tatsuya Narita (Takram)

Hardware Design, Software Simulation: Mitsuru Muramatsu (Takram)

Strategy & Planning: Ken Fujiyoshi, Megumi Kanno (Takram)

Graphic Design: Tomoro Hanzawa (Takram)

Sound Design: Keisuke Oyama (Takram)

Technical Direction & Development: Shinya Matsuyama (siro)

Prototyping, Hardware Design & Development: Yusuke Kamiyama (Spline Design Hub)

Software Design & Development: Yuske Goto

Filming:i7